残しておくこと
忘れたくないことなので
文章にして残しておこうと思います
治療院を出した時に
「自分が関った子が甲子園に出てそれを見に行きたい」
そんな一つの願望がありました
最初のチャンスは3年前
2年生でピッチャーをやってる子が来てくれて
あれよあれよと勝ち上がり
ついに決勝まで上がりましたが
敗退
翌年、3年生になった子は
愛知県を代表する選手となりましたが
激戦区の愛知県で勝ち上がるのは
そんなに簡単では無く敗退
それから高校球児と密に関わることは無かったですが
4か月前、関東の仲間から
「愛知県のトレーナー仲間から
自分のチームの子のリハビリを診てほしいから
紹介できる治療院を頼まれて
稲垣のとこを紹介しておいたよ」
と連絡を受け
1人の学生の子が来てくれるようになりました
強豪校の主軸として野球をやってる子なので
かなりポテンシャルが高く
何よりとてもいい子でした
4か月間、私に身体を預けてくれて
故障も無くコンディションも良い状態のまま
迎えた夏の甲子園予選
今日、決勝まで勝ち上り観に行きましたが
一生懸命、目の前の相手に食らいつく姿に、
プレッシャーがかかる自分と闘う姿に、
劣勢の中諦めないで最後まで走り抜く姿に
何度も心が熱くなり震えました
それと同時に
紹介してくれたトレーナー仲間に
わざわざ市外から足を運んで連れてきてくれた保護者さんに
私の所に来てくれた本人に
辞めたくても辞めたくても止めずに治療院を続けた過去の自分に
感謝の意持ちでいっぱいです
本当にありがとうございます
そんな1秒で終わる言葉だけでは足りないくらい
心に響くものを感じてます
本当にありがとう
甲子園には行けなかったけど
彼の頑張りから勇気をもらいました
彼からしたら私に何かを与えるより
きっと甲子園に行きたかったと思うけど
自分より1廻り以上歳下の学生から
私に「人生はもっと頑張れる」
野球を通してメッセージをもらいました
当たり前に生活していると忘れがちになりますが
人生は喜びと幸せに溢れています
誰かと関われる人生は幸せじゃないか
スポーツっていいいな
この仕事を選んで本当に良かったな
明日も頑張ろうっと。