首の痛み(ストレートネック
【症例報告】40代男性の腰痛改善事例
2025 1 14
今回は、40代男性の腰痛に対する鍼灸治療の症例をご紹介します。
同じような症状でお悩みの方や、
腰痛の治療法に興味がある方の参考になれば幸いです。
患者様のプロフィール
- 職業:会社員(デスクワーク中心)
- 性別:男性
- 年齢:40代
- 主訴:慢性的な腰痛(特に夕方以降の悪化)
症状と背景
長時間のデスクワークをされており、日常的に腰への負担を感じていました。
特に夕方以降に症状が悪化し、座っている時間が長いほど痛みが強くなるとのことでした。
また、週末の家事や軽い運動をすると腰に違和感を覚えることも多く、最近では睡眠中にも痛みで目が覚めるようになっていました。
既往歴としては特に大きな外傷はありませんが、
数年前にぎっくり腰を経験しており、その後から腰に違和感を感じる日が続いていたとのことです。
施術内容
1. 姿勢と動作の評価
初診時に姿勢と動作を確認したところ、以下の点が判明しました:
- 長時間座っている影響で骨盤が後傾し、腰椎への負担が増加。
- 背中全体にわたる筋肉の緊張が強く、特に脊柱起立筋と腰方形筋に硬さが顕著。
- 下肢の筋力低下が見られ、体幹の安定性が不十分。
2. 鍼灸施術
患者様の腰痛の主な原因が筋肉の緊張と血行不良によるものと考え、以下のポイントを中心に鍼灸施術を行いました:
- 経穴の選定:腎兪、志室、大腸兪などの腰部の経穴を重点的に刺激。
- 筋肉へのアプローチ:腰方形筋、大腰筋、梨状筋への刺鍼を実施し、筋緊張を緩和。
特に鍼を用いた施術は、腰部の深層筋へのアプローチが可能であり、即効性のある痛みの軽減が期待できます。
3. 徒手療法
鍼灸施術後には、徒手療法を取り入れ、以下を目的としたケアを実施しました:
- 筋膜リリースで腰部の筋膜の滑走性を改善。
- 骨盤と腰椎のモビライゼーションを行い、動きのスムーズさを回復。
4. 日常生活指導とトレーニング
再発予防のため、日常生活での注意点や簡単なエクササイズを指導しました:
- 座り方の改善:骨盤を立てた姿勢を保つための座り方を指導。
- コアトレーニング:腰椎を支える筋肉を強化するため、簡単な腹筋運動を提案。
- セルフケア:腰を伸ばすストレッチを毎日行うことをおすすめしました。
経過と結果
1回目の施術後には、
腰部の緊張が緩和され、「痛みが少し楽になった」とのご感想をいただきました。
その後、週1回のペースで施術を継続。3回目の施術が終了する頃には、
夕方の痛みがほとんどなくなり、朝の腰のこわばりも改善しました。
「仕事中に痛みを気にせず集中できるようになった」
「腰が楽になり、週末の家事も苦にならなくなった」
と嬉しいお声をいただきました。
現在は月1回のメンテナンス治療を継続しながら、セルフケアを取り入れていただいています。
おわりに
腰痛は年齢や生活習慣に関係して起こりやすい症状ですが、
適切なケアを行うことで大幅な改善が期待できます。
特に鍼灸治療は、筋肉や経絡へのアプローチを通じて
即効性のある効果を得られる方法としておすすめです。
HIWA治療院では、患者様一人ひとりの症状に合わせたオーダーメイドの治療を提供しています。
同じような腰痛でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください!
右肩の痛み 〜30代 プロスポーツ選手 男性〜
2025 1 13
【症例報告】競艇選手の右肩改善事例
今回は、競艇選手として活躍されている患者様の症例についてお話しします。
特殊なスポーツ競技に従事されている方の身体ケアに興味がある方の参考になれば幸いです。
患者様のプロフィール
•職業:競艇選手
•性別:男性
•年齢:30代
•主訴:右肩の痛み(レース後やトレーニング中に増悪)
症状と背景
競艇は、水面を走行する特殊な環境下で行われるスポーツで、急激な体重移動や長時間の前傾姿勢が必要です。
この患者様は、日々のレースやトレーニングの中で慢性的な右肩痛に悩まされていました。
特に、肩の可動域制限や筋緊張が顕著で、朝起きたときの痛みが強く、パフォーマンスに支障をきたしているとのことでした。
施術内容
1.姿勢と動作の評価
•肩だけでなく、股関節や胸椎の可動性も制限が見られたため、全身のバランスを確認。
•特に骨盤の前傾が強く、腰椎への負担が集中していることが判明しました。
2.鍼灸施術
•腰部の緊張を緩和するため、経穴(特に腎兪、志室など)に鍼を使用。
•痛みの原因と考えられる筋肉(腰方形筋、大腰筋)へのアプローチを重点的に行いました。
3.徒手療法
•筋膜リリースを用いて骨盤周辺の緊張を解消。
•腰椎から骨盤への動きを滑らかにするため、モビライゼーションを追加。
4.トレーニング指導
•骨盤の安定性を高めるためのコアトレーニングを指導。
•レース後に実施可能なストレッチメニューを作成し、セルフケア方法を指導しました。
経過と結果
1回目の施術後、右肩の可動域が拡大し、痛みが軽減しました。
その後、週1回の施術を3回行い、競技中の痛みやトレーニング時の違和感が大幅に改善。
「レース中の動きがスムーズになり、疲れにくくなった」との嬉しい報告をいただきました。
現在はセルフケアを継続しながら、パフォーマンス向上を目指してサポートを続けています。
おわりに
競艇のように特殊な動きを伴うスポーツでは、通常の身体ケアだけでは不十分な場合があります。
競技特有の負荷を理解したうえで、適切な施術とトレーニングを提供することが重要です。
当院では、スポーツ選手のケアにも力を入れていますので、似たような症状でお困りの方はぜひご相談ください。